「H.C.R.2025 第52回国際福祉機器展&フォーラム」に排泄検知センサー“ヘルプパッド”を出展。ショートプレゼンも開催

お知らせ 2025.09.22

株式会社abaは、2025年10月8日(水)〜10日(金)に東京ビッグサイトで開催される「H.C.R. 2025 第52回 国際福祉機器展&フォーラム」に出展します。

展示ブースでは、センサーが尿と便の「におい」を検知し、スマホやタブレット、パソコンに「おむつ交換タイミング」を知らせる排泄検知センサー「ヘルプパッド」 の展示や、ブース内においてCEOをはじめとしたメンバーによるショートプレゼンテーションも実施。ヘルプパッドの開発背景や導入事例などを直接お伝えします。

〈開催概要〉
展示会名:H.C.R. 2025 第52回 国際福祉機器展&フォーラム
期間:2025年10月8日(水)~10日(金)10:00~17:00 ※最終日は16:00まで
会場:東京ビッグサイト 西・南展示ホール(東京都江東区有明3-11-1)
入場料:無料 
※下記リンクより事前入場登録が必要です。
https://hcr.or.jp/registration/
ブース場所:西4ホール W-3106

〈ショートプレゼン:スケジュールおよびテーマ(予定)〉

■10月8日(水)

11:00〜 「開発者がおむつを履いて100回排泄実験をした理由」
モノづくりへの想いと覚悟。より良い排泄検知センサーを現場に届けるため、自らもおむつを履いて排泄実験に取り組み続けた開発者の実体験についてお話しします(製品開発 小暮泰生)

14:00〜 「ヘルプパッド誕生の背景」
おむつを開けずに中が見たい。介護者の願いから生まれたヘルプパッド。自らも介護職員として現場で学んだ弊社創業者がその思いを語ります(代表取締役CEO 宇井吉美)

15:00〜 「施設における導入事例」
ヘルプパッド運用に伴走するカスタマーサクセス担当者が最新事例(サンテール千葉様など)をご紹介します(カスタマーサクセス部 瀬戸川友規乃)


■10月9日(木)

11:00〜 「ヘルプパッド誕生の背景」
おむつを開けずに中が見たい。介護者の願いから生まれたヘルプパッド。自らも介護職員として現場で学んだ弊社創業者がその思いを語ります(代表取締役CEO 宇井吉美)

14:00〜 「ヘルプパッド開発秘話・技術編」
「においでわかる」を実現するまでの開発秘話を弊社CTO(最高技術責任者)が紹介します。過去の試作機も登場!(取締役CTO 谷本和城)

15:00〜 「施設における導入事例」
ヘルプパッド運用に伴走するカスタマーサクセス担当者が最新事例(特養サンシティ北条様、特養プレミア東松戸様など)をご紹介します(カスタマーサクセス部 木村早記)


■10月10日(金)

11:00〜 「ヘルプパッド誕生の背景」
おむつを開けずに中が見たい。介護者の願いから生まれたヘルプパッド。自らも介護職員として現場で学んだ弊社創業者がその思いを語ります(代表取締役CEO 宇井吉美)

14:00〜「データ活用で変わる排泄ケア」
ヘルプパッドを導入することで見えてくる排泄データとは。またそのデータの活用方法について詳しく解説します(カスタマーサクセス部 山本誠)


※実施場所は各日とも弊社ブース内になります(西4ホール W-3106)

〈審査委員の評価〉
高齢化が進む社会において介護現場に一石を投じた排泄センサーHelppad 1の後継。被介護者にとって排泄は自尊心に直結する深刻な課題であり、介護職の方々にとってももっとも解決したい問題の一つと言え、そこにしっかりと踏み込んだ勇気のあるプロダクトである。Helppad2では、吸引チューブをなくしセンサーとマットのみに見せることに成功。マット幅を小さくし、優しいカラーリングになった事は被介護者の安心につながっている。数多くのテクノロジーをベースに実装、検証が繰り返され、見えない部分でも大幅な改良点が成されていることが理解できる。プロダクトを考察すればするほど介護現場の切実さが伝わり、開発関係者に大いなる尊敬の念を抱かずにはいられない。介護現場での人員不足に直結する問題解決として、今後もさらなる発展を遂げてほしいと心から願うプロダクトである。

企業 私たちについて

私たちは、人間の鼻のように“におい”で排泄を検知できる製品、ヘルプバッドを開発しています。開発したきっかけは「おむつを開けずに中が見たい」という介護職員さんのひと言でした。

大学時代、実習で介護施設を訪れたときのことです。私はとんでもない光景に直面します。便座に座っている高齢の入居者さんを介護職員さんが二人がかりで押さえつけていました。入居者さんはうめき声をあげ、嫌がっても職員さんたちは力を緩める様子もなく、必死の形相でお腹を押しています。もうすぐ帰宅時間なので、施設にいるうちに排便させるために、腹圧をかけていると言います。
あまりにショッキングな光景でした。
私は思わず、「これはご本人が望んでいることですか?」と尋ねました。質問しながら泣いてしまっていたと思います。職員の方は私をとがめることも、慰めることもなく、ただ静かにこう答えました。

「わからない」

重たい葛藤を背負いながらケアの現場に立ち続ける介護職員の方々。できることがあるなら、少しでも力になりたい。そんな思いで「どんな製品があったらいいと思いますか?」と尋ねたとき、返ってきたのは「おむつを開けずに中が見たい」でした。

aba代表 宇井吉美